店舗案内

うさぎ屋は、時節に合わせた器で
旬のものを味わう和食会席の食事処です。
店主は独学で料理を学んだため、
肩書きはございませんが、
お客様に喜んでいただけるよう、
日々精進しております。

新鮮な食材を一番美味しい調理法で
楽しんでいただけるよう、一品一品、
心を込めて丁寧に仕上げてまいります。

半田市の歴史を今に伝える紺屋海道に面した、
明治三六年移築の古民家を生かした空間で、
ゆったりとした時間をお楽しみください。

建物について

うさぎ屋の建物は
明治三六年(一九〇三年)に移築され、
その頃までは酒屋を営んでいました。

江戸末期から明治時代にかけて、
「榊原富蔵(とみぞう)酒造」という屋号で
酒造りをしていた時代の本宅です。
先代までは富蔵を襲名しており、
店主が7代目となります。

酒造の全盛期は明治時代で、
パリ万博に出展した事もあり、
メインの銘柄は「政宗」で
「大勉強」というような銘柄のお酒も作っていました。
源氏車が家紋なので
通称「源氏政宗」と呼ばれていました。
酒造りをしていた酒蔵は
赤レンガ建物の通り付近にありました。
先祖から受け継いだ建物を生かし、
大切に受け継いでいます。

アクセス

〒475-0851 愛知県半田市堀崎町2-1

営業時間

昼の部 11:30〜14:00(要予約)
夜の部 18:00〜21:30(要予約)
※夜の部は御予約がない場合は休業する場合がございます。

公共交通機関で

JR半田駅 :700m 約10分
名鉄知多半田駅 700m約10分

お車で

知多半島道路 半田中央IC 約10分
※駐車場は店舗の表・裏側2カ所ございます
※西側からの道は大変細くなっております。東側(263号線・順正寺側)の道からお越しください

画像:往時の半田運河の様子 『尾陽商工便覧』画像:往時の半田運河の様子 『尾陽商工便覧』

往時の半田運河の様子 『尾陽商工便覧』

紺屋海道について

半田市は、海運業と醸造業で栄えた歴史を持ち、お酢づくりのミツカンを筆頭に、今も日本酒や醤油、味噌などの醸造品が多く作られています。

うさぎ屋のある紺屋海道(こんやかいどう)は、江戸時代には上半田地区の中心的な通りで、江戸のまちへと荷を運んだ廻船のための染色をしていた紺屋(=染物屋)がいくつも立ち並んだ通りで、「ごんぎつね」などの作品で知られる新美南吉も歩いたと伝えられています。現在も、半田運河から赤レンガ建物、住吉神社を結ぶ、半田の歴史と趣が感じられる通りとなっています。半田市観光と合わせて、知多半島の歴史を感じられる当店にもぜひ足をお運びください。